お客様へのご提案
デジタル化の時代とはいえ、オートメーションや設備だけに頼って生産・出荷できる企業はほとんどありません。製造業には人の力が不可欠であることに変わりはなく、そのため、人と機械の状況や危険性は、経営者にとって常に懸念材料であり続けています。
- 従業員が怪我をしたり、最悪の事態に陥る可能性があります。従業員が最高の仕事をするためには、安全であることを知らなければなりません。幸いなことに、自己認識するインテリジェントな機械を備えた生産環境は、従業員を保護するのに役立ちます。約39%の製造メーカが、安全を向上させる方法として、すでにスマートデバイスや組み込みインテリジェンスを業務に活用しています。
- 従業員はミスをすることがあります。どんなに優秀な従業員でも、ミスを起こして品質問題を引き起こしたり、装置を破損したり、同僚に危害を加えたりすることがあります。自己認識可能な機器は、デジタルポカヨケによって、ミスを発生中または発生前にキャッチし、製品、資本、または人的損失を防止することができます。製造業の3分の2は、品質向上のために、すでにスマートデバイスや組み込みインテリジェンスを業務に活用しています。
- ハッカーや不満を持った従業員が、業務を妨害したり、顧客データにアクセスしたり、知的財産を盗んだりと、人間は時として悪意を持つことがあります。インテリジェントマシンからネットワークインフラ、企業向けソリューションやアプリケーションまで、エンド・ツー・エンドで接続されたセキュリティは、侵入の機会を最小化するのに役立ちます。製造メーカの約63%が、工場やプロセスにスマートデバイスや組み込みインテリジェンスを適用することで、ITシステムやデータのセキュリティが向上したと報告しています。
コネクテッドエンタープライズは、安全コンプライアンスとパフォーマンスの向上に役立つ安全およびオペレーションデータをリアルタイムで提供します。安全担当者は、作業員の行動、機械の性能、安全停止や停止の原因、安全上の異常や傾向について、これまでにない理解を得ることができます。
コネクテッドエンタープライズは、製造実行システム(MES)内のリアルタイムデータも活用し、品質管理とビジネス分析を生産管理と統合します。IIoT対応のMESシステムを導入した企業は、製品がラインを移動する際に品質問題を追いかけるかわりに、それが従業員やお客様の安全問題に発展する可能性があるため、ミスの防止とコンプライアンス基準の遵守を支援することができます。
そのためには、コネクテッドエンタープライズの技術だけでなく、人、プロセス、技術に関連するリスクに対処するためのポリシーや手順も含めた包括的なアプローチが必要です。この多面的なアプローチにより、物理的、電子的、手続き的な防御層を構築し、最大限の抑止力を発揮する多重防衛のセキュリティが可能になります。
あなたのコネクテッドエンタープライズの安全・安心度はどうですか?
公開 2017/10/18