ロックウェル・オートメーションのタイヤ&ゴムのインダストリリーダであるキャサリン・ホウクは次のように述べています。「誰もタイヤリコールの真っ只中にいたいとは思いません。しかし、品質やコンプライアンス上の問題が発生し、リコールが必要になった場合、適切な品質管理システムを導入することで、リコールの範囲を可能な限り限定することができ、事業や企業の評判への影響を最小限に抑えることができます。」
しっかりとしたQMSソフトウェアと品質実践は、タイヤリコールという最悪のシナリオを想定した場合、生命線となります。しかし、日々の業務についてはどうでしょうか? Plex QMS製品マネージャのブライアン・マーテンセン氏は次のように説明しています。「データの単一ソースを提供することで、QMSソフトウェアはチームが自信を持って製造工程を管理することを可能にし、可能な限り最良の意思決定をなためにデータを即座に利用できるようにします。ほとんどのリコールはQMSによって防止されるかもしれませんが、即座に封じ込めの境界線を提供する能力を持つことは、リコールが発生した場合にあなたとあなたの顧客が経験する影響を最小限に抑えることができます。」
「品質の人的要素について話すとき、このような状況はそれを扱う人々にとってとてつもないストレスになる可能性があります。誰もが良い仕事をし、高品質の製品を作りたいと願っています。このようなプレッシャーのかかる状況においては、QMSに含まれるデータへと皆を導くことが非常に役に立ちます。これによって、信頼できる唯一の情報源から自信を持って話すことができるようになります」と、キャサリン・ホウクは述べています。
ロックウェル・オートメーションのPlex品質管理システムは、タイヤ業界、特にOEタイヤ(新車装着タイヤ)を製造し、AIAG (Automotive Industry Action Group: 全米自動車産業協会)が発表した品質とトレーサビリティのガイドラインに準拠する必要があるメーカに最適です。Plex QMSはIATF 16949に準拠しています。IATF 16949は、多くの自動車OEMがその供給ベース内で厳格な品質慣行を推進するために使用している現在の規格です。
ISO 9001ベースのQMS要求事項と同様に、Plex QMSはPDCA (Plan-Do-Check-Act: 計画、Do、Check測定・評価、対策・改善)手法に基づいており、IATF 16949および自動車サプライヤに課される顧客固有の要求事項を満たす品質管理システムを管理・維持するための重要なリソースです。Plex QMSには、IATFに準拠するために必要なツールが含まれており、これらのツールは、お客様独自のQMSニーズをサポートするために高度に設定可能です。
デジタルQMSソフトウェアの導入は、デジタルトランスフォーメーションの導入の基礎であり、以下の機能を提供します。
- 文書管理とマネジメント
- 是正措置および予防措置(CAPA: Corrective and Preventive Action)
- 組み込みの認証および文書サポート
- 監査管理
「スタンドアロンQMSソフトウェアは、メーカのデジタルトランスフォーメーションの第一歩として最適です。Plex QMSの導入に成功したメーカが、新しい製造実行システム(MES)のような大規模なプロジェクトに取り組むことで、製造業務のさらなる変革に向けた社内の機運を高めているのを見てきました」と、キャサリン・ホウクは述べています。
ツールの導入と使用を促進するチェンジマネジメントと組み合わせることで、Plex QMSはタイヤ製造における品質管理のあり方を変えることができます。
Plex QMSがタイヤメーカをどのように支援するかについては、こちらをご覧ください。