お客様へのご提案
何かを知りたいと疑問を抱く。私たちがこういった状態になることは昨今ではめっきり少なくなりました。明日の天気が知りたければiPhoneのアプリをチェックすればわかります。最新のワールドカップの結果が気になれば、タブレットでグーグル検索すればおしまい。さらにFIFAワールドカップのアプリには便利なアラート機能がついており、友達と最新ニュースをシェアしたり試合の様子をライブでフォローすることもできます。
プライベートにおいて、テキストや電子メールは私たちのごく身近な存在です。仕事では、電子メールのチェックにデスクトップにかわって携帯機器が使用され、情報がごく当たり前にすぐに手に入る直感的なアプリを携帯機器で利用することができます。
既存の産業用システムをタブレットやスマートフォンで確認するためのアクセスだけを確保する、という考え方にとらわれている業界において、これは「モバイル」ですが、モバイルツールを既存のシステムや情報を見るための単なる手段として利用しているなら、モビリティの真の価値を逃しています。
既存のシステムを新しい必携のデバイスから単に見るのではなく、ユーザに新しい方法を提供し、かつてない体験を届けるのがモバイル技術の醍醐味です。
誤解を招かないために言っておきますが、既存システムへのモバイルアクセスは最初のステップとしては上出来です。しかし、モバイル(可動性)の真の価値が発揮されるのは、ユーザ中心、一人ひとりに合わせたカスタマイズ、どこからでもアクセス可能といった特長に加え、かつてない意思決定の強化と状況への対応を実現するソリューションで「モバイルファースト」設計のアプリをユーザに提供するときです。既存システムへのアクセスという従来の使い方ではなく、御社および御社ユーザに変革をもたらす手段としてモビリティを捉えてみてください。
この変革が保守管理者やエンジニア、生産マネージャの目にどのように映るかは企業によって異なります。こういった誰もが情報を消費しますが、何を、どのような方法で、いつ必要とするか、どのように有効にするかは大きく異なります。
RSTechED 2014の講演でも説明したように、モビリティおよびその機能は、今年すでにリリースされたFactoryTalk® VantagePoint EMI (エンタープライズ製造インテリジェンス)の中核を成すものです。6.0リリースにはFactoryTalk VantagePointモバイルが含まれ、それに組み込まれたモビリティが、デスクトップ、ラップトップ、タブレット、スマートフォンといったデバイスを問わず、これまでにないユニークなユーザエクスペリエンスを実現。従来は不可能とされていた問題の解決をも可能とする、新たな次元へと製品を進化させます。
モビリティの進化は、まだ始まったばかりです。
講演では、モビリティが製造の生産性を高める先見的な例についても取り上げており、それがいかに革新的で、生産性の大幅な向上を促進するかについても説明しています。ロックウェル・オートメーションが注目しているのは、1~2%ではなく10%単位で生産性を高める新たなアプリケーションです。当社は、コネクテッドエンタープライズのモバイル化実現に向け確かな一歩を踏み出しています。
公開 2014/07/09