この1年、ロックウェル・オートメーションは、当社の製品、ソリューション、サービスによってお客様が体験している成功を公に称えるというコミットメントを再強化しました。
以下は、2022年に最も読まれたカスタマストーリーの上位5つをご紹介します。これらのストーリーは、業界にまたがって、さまざまなデジタルトランスフォーメーションとオートメーションソリューションを紹介しています。
1. 平田機工がエミュレーションソフトウェアで効率を大幅に向上
このストーリーは2022年に最も読まれたストーリーで、世界的な閲覧回数も最も高いものでした。熊本に本社を置くOEM機械メーカである平田機工株式会社は、デバッグと試運転を改善するためにEmulate3D™エミュレーションソフトウェアに投資しました。彼らが経験した結果は驚くべきものでした。エンジニアリングにかかる時間を30%短縮し、デバッグの効率を70%向上させることができました。
2. フレゼニウス・メディカルケア社は効率化を推進
フレゼニウス・メディカルケア社は、慢性腎臓病を患う人々のためのソリューションを提供しています。同社は、紙ベースのプロセスをデジタル化することで、グローバルなコラボレーションを促進し、管理業務に費やす時間を短縮することに成功しました。また、主要製品のデジタルツインを作成し、製品開発の効率化と製品品質の向上を図りました。
3. クーパータイヤ、MESでオペレーションを変革Cooper Tire and Rubber (クーパー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー)社は、オハイオ州に本社を置く世界的なタイヤメーカです。同社は、情報のサイロ化を解消し、より大きなコラボレーション、標準化、ベストプラクティスの実施を可能にしたいと考えていました。私たちは、製造実行システム(MES)の導入を支援し、同社のビジネスに大きなインパクトを与えています。
4. フォンテラグループは、OEEを測定することで生産量を増加
乳製品の協同組合であるフォンテラ社は、急増する顧客の需要に対応する方法を模索していました。同社はすでにニュージーランド全土に26の製造拠点を有しており、さらにもう1つの拠点が必要になりそうな状況でした。同社は、ロックウェル・オートメーション、Microsoft、PTCと協力して、各工場のOEEを測定し、改善すべき領域を特定するデジタルソリューションを開発しました。現在、フォンテラ社の工場の平均OEEスコアは20%向上し、お客様の需要に応えるために新しい施設を建設するための投資はもはや必要ありません。
5. シカゴ・ハイツ・スチール社は制御システムをアップグレードし、ダウンタイムを低減 シカゴ・ハイツ・スチール社は、古い鉄道レールを購入し、それを加熱して新しい製品を生産するレール圧延メーカです。旧式の制御・電気システムにより、ダウンタイムが発生し、工場の生産能力が低下していました。彼らは、当社のPartnerNetwork™企業の1社であるAIC社と協働し、このシステムには、ドライブ、オートメーション制御、HMI、安全、検知、そしてスペアパーツやリモートサポートなど、長期にわたってシステムを良好に保つための多くのサービスを含む新システムを導入しました。3カ月後には圧延性能が15%以上向上しました。その様子を撮影するために、私たちは現場に足を運びました。
6. 追加: グリーンベイ・パッケージング社は最新鋭の製紙工場を建設 この記事は、まだ多くの読者に読まれる機会がありませんが、きっとご満足いただけると思います。
グリーンベイ・パッケージング社の工場は70年以上前に建設されましたが、現代の紙製品の需要についていけなくなりました。そこで社長とCEOは、自動化とデジタル技術を駆使して生産性を高め、会社の使命であるサステナブル(持続可能)な紙製品の生産により適した、まったく新しい工場を建設することを決定しました。新工場の建設は、旧工場の向かい側で行なわれ、既存の従業員は移転し、新工場の運営に関するトレーニングを受けました。私たちは現場に招かれ、新工場を見学しましたが、本当に素晴らしい出来栄えでした。
公開 2023/01/10