お客様へのご提案
HMIソフトウェアは、ターミナルの作業者の前に生産データを表示するツールと見なすことができます。しかし、実際のところ、最新のHMIソフトウェアは「ガラス越しに」多くの作業を行ない、それを活用すれば、運用の実行方法を改善するのに役立ちます。
いつでもどこでも生産状況を把握する機能から、さまざまなプラントフロアシステムと統合する機能まで、今日のHMIソフトウェアは、わずか10年前には想像もできなかったことができます。
ここでは、最新式のHMIがオペレーションを変革できる3つの主要な方法について説明します。
新しい方法で洞察にアクセス
最新式のHMIは、作業者に情報へのアクセスを提供するだけではなく、決定を下すのに必要な時間と場所で情報へのアクセスを作業者に与えます。
そうではどうやって? モバイルデバイス、シンクライアント、複合現実ヘッドセットなどの新しいテクノロジを使用して、オペレータターミナルを超えてディスプレイを拡張することにより、労働者は必要なときに情報に素早く、より便利にアクセスできます。
例えば、技術者がモバイルデバイスのHMIディスプレイにアクセスできる場合、アラームをリモートで確認して対応し、生産上の問題に迅速に対処できます。また、シンクライアントにディスプレイを配信することで、PCを使用する場合と比較して、メンテナンスを削減し、コストを節約し、セキュリティを強化できます。
より使い慣れたオペレーションを作成
作業者がより幅広いデバイスでより多くの生産情報にアクセスするとき、表示が一貫していることが重要です。そうすれば、作業者は常に自分が見ているものを知ることができます。最新のHMIを使用すると、オペレータターミナル、PC、およびタブレット全体で標準化された外観と操作性を提供して、使い慣れたオペレーティング環境を作成できます。
最新のHMIを使用すると、デバイスのフェースプレートやその他のオブジェクトをライブラリに保存して再利用することもできます。これにより、作業者が機械から機械へ、ラインからラインへ、さらにはプラントからプラントへと移動するときに、要素を一貫して見ることができます。
データをさらに活用する
最新式のHMIは、他の産業システムに接続して、作業者にオペレーションのより深い可視性を提供し、全体的なパフォーマンスを向上させることができます。
例えば、このソフトウェアは、生産システムと統合して、リアルタイムのコントローラ情報だけでなく、プラントフロアのデバイスに保存されている情報にもアクセスできるようにします。これにより、作業者は品質をより適切に管理し、機器のパフォーマンスを最適化することができます。
同様に、ソフトウェアはヒストリアンに接続して、作業者が長期間にわたって複雑なプロセスデータをより簡単に分析できるようにします。履歴プロセスデータは、オペレータのアクション、システムアラーム、さらには生産システムのイベントと組み合わせて、分析を容易にする文脈を備えたデータをオペレータに提供できます。
最新式のHMIは、資産管理ソフトウェアと連携して、コントローラやその他のデバイス構成に加えて、HMIアプリケーションをバックアップおよびリカバリすることもできます。災害が起こったり機械がダウンした場合、エンジニアはアプリケーションを再構築するのではなく、単にリロードすることができます。
公開 2020/05/13