健康管理施設が直面する多くの課題
ピーター氏は次のように述べています。「健康管理施設では、毎年何百万件もの手書き文書を含む紙ベースの文書管理をはじめ、多くの課題に直面しました。このやり方は時間がかかり、多くの非効率な作業や必要なデータが見つからないといった問題の原因となっています。また、製造施設内のリアルタイムの可視性もありません。私たちはもっと先を見越したやり方で、適切な情報を適切な時に適切な人に適切な形式で提供したいと思いました。」
エコラボ社は、「紙媒体から電子媒体」へと移行し、労働集約的な作業を自動化し、フェールセーフな作業環境を作り出すソリューションを必要としていました。多くの選択肢を入念に検討した後に、同社はPTCのThingWorx産業用モノのインターネット(IIoT)プラットフォームを選択しました。PTCは、ロックウェル・オートメーションの戦略的アライアンスパートナです。
接続されたデータソース
ピーター氏は次のように述べています。「私たちは、ロックウェル・オートメーションのOT (制御技術)の経験をいかして当社を支援してもらえるように、ロックウェル・オートメーションを通してPTCの製品を購入しました。私たちは、いくつかの理由からThingWorx IIoTプラットフォームを選択しました。それらの理由には、製造フロアから当社のERPシステムまでの当社のさまざまなデータソースのすべてを接続するIoTプラットフォームを必要としたことが含まれます。私たちはデータのサイロ化やアクセス不能になることは望みませんでした。」
さらにピーター氏は、ThingWorx IIoTプラットフォームについて次のように説明しています。エコラボ社がシステムの機能とその使用の両方を他の製造施設でも展開できる「将来も使えるソリューション」であることが決め手となりました。プラットフォームをカスタマイズできる機能もプラス材料でした。
「私たちはオペレータのための最新のユーザインターフェイスを必要としていました。それは高品質な意思決定に使用できる高品質なデータを提供できることが必要でした」と、ピーター氏は述べています。
リアルタイムの指標
ThingWorx IIoTプラットフォームを使用して、エコラボ社は重要な生産および品質指標にリアルタイムにアクセスし、そのデータをオペレータや監督者、リーダに提供する施設運用を開始しました。
ピーター氏は次のように述べています。「私たちは、ダウンタイムを含む当社のプラントの隠れた問題のいくつかを明らかにし始めました。私たちはデータトレンドを見極め、マシンの能力について理解を深めています。これらはすべて当社にとって非常に有益です。プロセスだけでなくビジネスや品質も改善し続けています。」