お客様へのご提案
Products For Industry (PFi)社は、産業部門にサービスを提供する地元経営の企業です。PFi社は、マシンオートメーション製品、システム、およびソリューションで製造メーカをサポートする自社開発能力一式を提供できることを誇りに思っています。
小規模なワークショップのエンジニアリング要件から完全なファクトリーオートメーションのアップグレードまで、PFi社はお客様のコンセプトから生産までを完全にサポートします。
- 廃水処理用のPFi社の新しいチタン製クロスフロー膜ソリューションには、合理的で再現性が高く、統合が容易なオートメーションハードウェアが必要でした。
- 顧客は、国際的に認知された標準であるPAC-MLをコード化する必要があると指定した。
- PFi社は、輸出市場に参入する際に市場で強く受け入れられるソリューションを必要としていた。
- CompactLogix™制御システム
- PanelView Plus™グラフィックターミナル
- CompactLogixコントローラは、高性能、大容量、生産性の向上、およびセキュリティの強化を実現し、製造業におけるスマートマシンやスマート機器の需要の高まりに対応します。
- PanelView Plusは、CompactLogixコントローラとシームレスに統合することで、グラフィカルなインターフェイスを提供します。この統合により、エンジニアは構成情報を一度入力するだけで、その情報をオートメーション設計全体に使用できるようになります。また、ジョギングアプリケーション用の高速HMIボタン、スケーラブルなベクトルグラフィック、および診断情報を提供する構成済みのシステムバナーにより、最新のアプリケーションの構築を支援します。
課題
オーストラリアのイノベータであるProducts For Industry (PFi)社は、従来の廃水処理方法と比較して稼働時間、環境、収量面でメリットがある、世界初と思われる純チタン製クロスフロー膜ソリューションを発表しました。
10年以上の開発期間を経て、完全に進化しテストされたこの製品は、現在オーストラリアの大手飲料会社で使用され始めており、同社はこの新技術を使用して、廃水プロセスの様々な段階で液体から固体を分離する予定です。
PFi社は、産業部門にサービスを提供する地元資本の企業であり、コンセプトから生産に至るまで、マシンオートメーション製品、システム、ソリューションで製造メーカをサポートする自社開発能力一式を提供しています。
「セラミックやプラスチックで作られた従来の膜では、逆パルス洗浄やクリーニングがよく問題となるため、装置全体の寿命が短くなります」と、ダンウッディ氏は付け加えました。
チタン(Ti)は地球を構成する地殻の成分として9番目に多い元素で、金属に限ると4番目に多く、最も高い強度重量比を持ちます。鋼鉄と同等の強度を持ちながら、重量は45%軽く、非磁性、非腐食性、電気を通しません。
「この先進的な飲料会社は、環境フットプリントを低減しつつ、処理能力を継続的に向上させる先進的なソリューションを求めていました。彼らは当初から、品質に妥協があってはならないことを明確にしていました」と、ダンウッディ氏は語ります。
ソリューション
オートメーションハードウェアのシンプルな統合
ダンウッディ氏は次のように述べています。「合理的で再現性が高く、統合が容易なオートメーションハードウェアが必要だったため、ロックウェル・オートメーションのCompactLogix™制御システムとPanelView Plus™グラフィックターミナルを選択しました。これらは、この飲料会社のようなグローバルリーダに受け入れられる、プレミアム統合を提供してくれました。」
ロックウェル・オートメーションのCompactLogixコントローラは、高性能、大容量、生産性の向上、セキュリティの強化を実現し、製造業におけるスマートマシンやスマート機器に対する需要の高まりに対応します。
PanelView Plusは、CompactLogixコントローラとシームレスに統合することで、グラフィカルなインターフェイスを提供します。この統合により、エンジニアは構成情報を一度入力するだけで、それをオートメーション設計全体に使用できます。また、ジョギングアプリケーション用の高速HMIボタン、スケーラブルなベクトルグラフィック、および診断情報を提供する構成済みのシステムバナーによって、最新のアプリケーションを構築できます。
ダンウッディ氏は次のように述べています。「ロックウェル・オートメーションは私たちと協力して、この仕事に最適なハードウェアを選択し、それが目的に適合していることを確認し、その過程で私たちをサポートしてくれました。」
「さらに、お客様はコーディングスタイルを国際的に認知された規格であるPAC-MLにする必要があると指定したため、ロックウェル・オートメーションはこのニーズに合うように技術を設定しました。」
ロックウェル・オートメーションの南太平洋地域担当ディレクターであるアンソニー・ウォンは、次のように述べています。「PFi社のオーストラリアにおける最新の技術革新に対して、オートメーション技術ソリューションと継続的なサポートを提供できることをうれしく思います。PFi社は、当社のPartnerNetwork™における貴重なゴールドOEMパートナであり、お客様に付加価値を提供するための協力関係が続くことを望んでいます。」
結果
オーストラリアのイノベーション
チタン製クロスフロー膜ソリューションを開発するため、PFi社はクイーンズランド州の既存工場に新しい工場を建設しました。
ダンウッディ氏は次のように述べています。「3年前、ニュージーランドの廃水処理プラントで大規模なパイロットテストを実施し、チタン製ソリューションが非常に高い流量とフラックスレートを可能にし、定置洗浄(CIP)が簡単で速く、油脂(FOG)によるファウリング(水処理システムにおいて、被処理水中に含まれる有機物・微生物などの汚れ成分(ファウラント)が膜に付着・堆積し、膜が汚染される現象)や長期的な問題がないことを発見しました。また、システムの耐用年数を通じてランニングコストとエネルギー使用量が削減され、チタン膜は溶液の使用終了時に100%リサイクルできることもわかりました。」
「また、オーストラリア政府から受けた支援にも感謝しています。この製品の規模を拡大し、成功を加速させるための支援であり、この製品は地元でも輸出でも大きな可能性を秘めています。」
ソリューションの利点
素材としてのチタンの自然な利点により、クロスフロー膜への使用には以下のような利点があります。
- 1.3m以上の連続長さ
- 幅広い開口部と濾過サイズが可能
- 400ミクロン以下の肉厚が可能であり、PFi社は世界的にユニークであると考えている。
- 温度、酸性度、圧力に対するより高いレベルの耐性
- 業界をリードする高いフラックス率と膜通過流量レベル
- 材料は腐敗せず、リサイクル可能
- ハウジング当たりのチューブ密度と表面積は業界トップクラス
- 逆パルス洗浄が可能で、スチーム洗浄ができ、耐薬品性もある。セラミック膜は逆パルス洗浄ができず、コストはこの新しいチタン膜に匹敵する。
- CIPの間隔が長くなり、ダウンタイムが短縮される。
- フットプリントが小さく、エネルギー消費が少なく、製品寿命が長い。
サステナビリティ
ダンウッディ氏は、このソリューションが世界的に大きな可能性を秘めていると見ており、パイロット、テストに成功し、現在ではこの飲料大手とのサービスインを経て、事業の規模を拡大しようとしています。
ダンウッディ氏は次のように述べています。「ロックウェル・オートメーションの標準設計は、輸出市場に参入する際に私たちのソリューションが市場に受け入れられるのに役立つでしょう。特に蒸留酒業界では大きな可能性があり、紙製の膜に取ってかわることで、廃棄物を減らし、より良い結果をもたらすことができます。」
「チタンは、20年以上使用した後でも100%リサイクル可能な唯一の膜として、真のクローズド・ループ・ソリューションを提供します。これは、エンドユーザのESG目標にとって特に優れたメリットです。」
公開 2024/12/09