50年以上前に設立されたユニバーサル・パック社は、自動小袋包装機の設計、開発、製造のスペシャリストとして市場に参入しました。創業以来、このイタリアの企業は精密さ、効率、信頼性、機械的耐久性を追求し、業界に足跡を残す革新的なソリューションを何度も生み出してきました。
ユニバーサル・パック社は、完全な自動化ラインのシングルサプライヤとして、一次および二次包装部門向けに、自動縦型小袋機、標準機、アドホック定量供給システム付きカスタマイズ独立機、モジュール式のライン、統合ラインなど、あらゆるタイプの機械を設計、製造、組み立てており、さまざまな化学物理的特性を示すさまざまな製品の包装に幅広く対応しています。
多くの包装会社がそうであるように、ユニバーサル・パック社もエンドユーザが必要とするところに行かなければなりませんが、リサイクル可能でコンポスト可能な(堆肥にできる)新しいラミネートのための軟包装ソリューションの開発ほど、それが顕著なところはありません。
ユニバーサル・パック社のマーケティング部門の幹部であるアレックス・レアルディーニ氏は次のように説明します。「これはおそらく、より広い業界にとって最大の課題です。複数の分野で大きな変化が起きており、私たちが率先して行動することが不可欠です。ヨーロッパの食品会社は、ソースやコーヒーなどのサステナブルパッケージングにすでに着手していますが、製薬会社はまだそこまで行っていません。今はまだ早いまもしれませんが、いざというときのために準備をしておかなければなりません。」
「幸いなことに、私たちは食品分野で仕事をしているため、製薬分野では先行しており、すでに複数のアプリケーションでサステナブルラミネートに取り組んでいます。サステナビリティ(持続可能性)への要求は、さまざまな形で現れます」と、レアルディーニ氏は説明します。
「その一例が、第三世界向けの微量栄養素や粉末食品の包装です。このような栄養補給を必要とする場所の多くは、組織的なゴミ収集が行なわれていないため、空のプラスチックパウチや小袋が蓄積され、環境問題を引き起こす可能性があります。しかし、志を同じくする他の企業とのコラボレーションにより、私たちはこれらの粉末をコンポスト可能な包装技術を開発し、リサイクルできない廃棄物の問題を解決しながら、倫理的・社会的にポジティブな影響を与えるチャンスを得ることができました」と、付け加えました。
ユニバーサル・パック社には材料研究部門もあり、お客様、技術ベンダー、材料サプライヤと協力して、ラミネートに最適化された包装ソリューションを開発しています。「リサイクル可能な素材やコンポスト可能な素材は、弾性、物理的、化学的性質が異なるため、従来の機械では展開が難しく、より繊細な素材と言えます」と、レアルディーニ氏は説明します。
「幸いなことに、私たちはロックウェル・オートメーションと素晴らしい関係を築いており、これは新しいソリューションを研究する必要があるときに本当に重要です。私たちは、困難な課題を解決するために、回答、サポート、提案、アドバイスが可能で、何よりも信頼できるサプライヤを必要としています。」
また、現代の産業界ではサステナビリティが大きな原動力となっていますが、それでも欠かせない運用指標は他にもあります。レアルディーニ氏は次のように説明します。「私たちがロックウェル・オートメーションを選んだのは、彼らが提供する製品とサービスの品質が高いからです。また、現地サポートとグローバルなサポートは不可欠です。私たちの観点では、プログラム、テスト、検証が容易な新しい運用コンセプトを開発することができ、同時に将来の修正に大きな幅を持たせることができました。」
「一方、当社のお客様は、柔軟で効率的なマシンを手に入れ、最新のサステナブルな素材を扱うことができ、完全なインダストリ4.0とスマートマシンの機能と相まって、トラブルシューティングの容易さ、トレーニングの労力の軽減、安全性の向上も享受できます」と、結論付けています。
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公開 2023/04/18