1984年に設立されたパジェス・グループは、マシン・パジェス、パジェス・メディカル、ポリマック、パジェス・ロボティクスの4部門から構成されています。全世界に200名の従業員を擁し、フランス、オランダ、アメリカ、カナダ、中国に工場と事務所を構えています。
創業以来、包装業界向けにカスタマイズされたオートメーションシステム、特に加飾ソリューションに特化している会社です。高性能のインモールドラベリング(IML)システム、ハンドル・フィッティング・マシン、メディカル・オートメーション・システム、さらに製品・装飾品の検査、組立、箱詰めシステムなどの革新的な下流のソリューションで40年以上の経験を積み重ねてきました。
サステナビリティの追求
CEO兼社長のヤニック・アインズ氏によると、「世界45カ国に3,000以上のシステムを導入している当社には、名だたる大手顧客が数多く存在します。そして、その用途や製品はさまざまですが、そのすべてに共通するのはより高いサステナビリティ(持続可能性)を追求することです。実際、包装市場において、サステナビリティはおそらく第一の優先事項です。」
「多くの大手企業は、包装においてコンポスタビリティ(堆肥にできる)、再生可能な資源、競争力といった実現が非常に困難な目標を求めており、繊維成形品のパッケージは現在のパッケージの代替品として最も有望なものの1つであることが明らかになってきています。しかし、従来、繊維成形品のパッケージに同じレベルのブランディングや売り場でのアピールを行なうことは困難でした」と、付け加えました。
柔軟でサステナブルなブランディング
パジェス・グループは、このような包装材料のパラダイムシフトを認識し、より魅力的なソリューションのニーズに応えるため、特許取得済みのMFL技術を開発しました。この自動ラベリングソリューションは、コンポスト可能、接着剤を使わない100%紙の高品質装飾を提供します。しかし、この方法が機能的にも経済的にも魅力的であるためには、感圧式ラベルソリューションよりも優れた性能を提供する必要があります。
アインズ氏は次のように説明します。「ロックウェル・オートメーションの技術チームと緊密に連携し、最大スループットを得るという主な目標を達成しました。その結果、ラップアラウンドラベル用のソリューションが開発され、PLC、ドライブ、モータの最適化により、非常に速いサイクルタイムを実現しています。この新しいソリューションは、サステナビリティ(持続可能性)、柔軟性、小ロット対応、そしてもちろん高品質な加飾という点で、すべての条件を満たしているのです。」
「より大きな出力とカスタマイズされた下流のソリューションを備えたより大きなシステムを設計する当社の能力は、包装業界のゲームチェンジャーとなりました。そして、多くの企業が、その信頼性、柔軟性、カスタマイズ性、長寿命を理由に、私たちのソリューションを購入しています」と、付け加えました。”
効率的なオートメーションに裏打ちされたパフォーマンス
これらの運用指標の多くは、クラスをリードするオートメーションソリューションによって支えられています。「ロックウェル・オートメーションは、産業用オートメーションのグローバルリーダです。当社はシステムの80%を輸出しているため、世界中でサポートとサービスを提供できるサプライヤであることが重要であり、サポート力は私たちにとっても必須でした。それにより、ロックウェル・オートメーションのインフラが提供する接続性を活用してリモートアクセスを可能にし、独自のライン側のサポートを提供できるようになります。」
パジェス・グループは、設計とプログラミングの作業を効率化し、市場の需要に合わせて設計をより簡単に変更できるようになりました。パジェス・グループのお客様は、安全の向上、メンテナンスとトラブルシューティングの容易さに加え、より高い柔軟性とスループットを得ることができます。
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公開 2023/04/21