信頼できる美味しい食品を生産するメーカとして世界的に名高い、業界を代表するような飲食料品企業がロックウェル・オートメーションと提携すれば、これはもう成功のレシピとなると言えるでしょう。
世界中に点在する製造現場において問題となっていた情報共有に関する課題は、複数のプロセス、作業員、および地理条件を一元化する革新的なソリューションを必要としていました。これが、この企業がコネクテッドエンタープライズへの変革にかじを切った理由でした。
企業規模を考えると、工場フロアにおける運用技術(OT)とオフィス層のITインフラをグローバルに統合することは簡単な作業ではありませんでしたが、この企業にとって生産量の増大とビジネス目標を達成するには非常に重要な課題でした。
スマートマニュファクチャリングは、生産性と収益性を改善します。このためには、デバイスおよびプロセスを継続的にモニタおよび最適化できるよう、工場を高度に接続する必要があります。
ロックウェル・オートメーションはコネクテッドエンタープライズによって、飲食料品製造メーカが製造や消費者の要求の変化に、より機敏に対応できるようお手伝いします。当社はお客様と連携し、工場レベルと企業の基幹ネットワークを統合し、人、プロセス、およびテクノロジをセキュアにつなぎます。
デジタルマニュファクチャリング
産業用モノのインターネット(IIoT)からのデータの活用は、コネクテッドエンタープライズのアプローチの基本です。「当社にとって、既存のIT層やアプリケーションを理解し、将来的なロードマップや要件を考えることが重要でした」と、ロックウェル・オートメーションの食品飲料アカウントマネージャであるショーン・ドハティは説明します。
「まず、どのような問題が発生しても、災害復旧がシームレスに行なわれるように、工場の制御層のバックアップを作成する必要がありました。IDCではFactoryTalk® AssetCentreを使用して、制御システム層の完全なバックアップを提供しており、そのバックアップはオークランドの当社施設にオフサイトで構築されています。」
立上げの大部分はリモートでシームレスに実施されました。エンジニアは1週間常駐しましたが、工場のネットワークに接続されてからはリモート・サポート・センターが残りの立上げプロセスをリモートで行ないました。