スマートマニュファクチャリング時代の今、革新の追求と生産性の向上に集中しすぎるあまり、安全とセキュリティが見逃されることが非常に多くなっています。
プラント内では、当社は当社の従業員と設備を保護します。プラント外では、環境、および人々が必要とする重要なインフラと物資に責任を負う必要があります。
デジタル化の普及に伴い、ロックウェル・オートメーションは、生産の安全とセキュリティ戦略の構築に成功する最初のステップが、企業の文化を完全に理解することであると考えています。
したがって、当社は、機械装置メーカ(OEM)がさまざまな分野での実績を評価し、成功した分野および最適化の余地がある分野を特定するための尺度を提供するSafety Maturity Index™ (安全成熟度指数)ツールを開発しました。その結果を基に、機械装置メーカは自社の安全とセキュリティプログラムの範囲を決定し、最適なツールを使って防御の仕組みを確立するための最高の基準を設定することができます。
安全性および生産性の向上には、新たな基準および技術の進歩が必要となりますこれは、熟練労働者の不足と技能格差の拡大が、労働者の安全により深刻な課題を投げかけている今日、特に重要です。OHS (労働安全衛生)上の危険事象(ハザード)を軽減し、関連するすべてのセキュリティリスクを緩和するためには、標準制御と安全制御を1台のコントローラに統合した優れた設計を持ち、また時代に対応した安全システムが必要です。
知識とテクノロジは、ソリューションの一部でしかないことに注意してください。安全とセキュリティに関する注意事項を統合する全社の包括的なアプローチが効果的な戦略の核心であり、重要な部分です。これは、それぞれのプラント、それぞれの機械、それぞれの従業員に影響を与える過程で、お客様を一歩一歩導いてくれるからです。
当社は、接続された、情報を活用した生産工程への移行が、最終的に製造業を変革していくことを理解しています。リモート接続を十分にいかす方法を模索する機械装置メーカは、コネクテッドエンタープライズを構築しており、これはより優れた共同作業、より迅速な問題解決、および技術革新の進化および生産性の向上をもたらしますさらに重要なのは、これが安全とセキュリティへのよりスマートなアプローチを可能にすることです。
ロックウェル・オートメーションは、機械装置メーカとエンドユーザが、接続された生産工程における安全関連とセキュリティ関連のリスクの緩和、コンプライアンス要件の遵守、および生産性向上をサポートする準備を常に整えています。
今回の「Automation Today Asia Pacific」では、ロックウェル・オートメーションのテクノロジ、プロセスおよび従業員に対する安全およびセキュリティ能力について説明し、コネクテッドエンタープライズでお客様の大切な資産をより良く保護するため、お客様の安全とセキュリティ両面の改善を当社がどのように支援できるかご紹介します。
- ジョセフ・スーサ、ロックウェル・オートメーション アジア太平洋地域社長