製造メーカは、Allen‑BradleyのMicro820コントローラのファームウェアリビジョン14、およびMicro850 2080-L50EとMicro870 2080-L70Eコントローラのファームウェアリビジョン22を使用して、スタンドアロンマシンをより効率的に立上げることができるようになります。強化されたコントローラの機能と改善をサポートするためには、最新のConnected Components Workbenchソフトウェアバージョン22が最低限必要です。
これらのコントローラは、コントローラからヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)および監視制御およびデータ収集(SCADA)アプリケーションへのイーサネット通信を改善し、より高速なデータ・リフレッシュ・レートを可能にしてシステムの接続性とパフォーマンスを向上させます。ランモード中のEtherNet/IPデバイス上のクラス1暗黙的メッセージ送信接続チェックが改善されたことで、ユーザは重要なデバイスへの接続切断の可能性をより適切に通知できるようになります。
Micro870 2080-L70Eコントローラの新しいプログラマブルコントローラ通信コマンド(PCCC)の機能により、ユーザはMicro870コントローラを使用してMicroLogixコントローラのように通信できるようになります。Connected Components Workbenchソフトウェアバージョン22でサポートされているMicroLogixの旧式のアドレスマッピングとPCCC命令セットにより、ユーザはMicroLogixをMicro800コントローラに最新化する際に、変換リスクの軽減による恩恵を受け、旧式の通信方式を維持できます。
コントローラの機能強化を補完するConnected Components Workbenchソフトウェアバージョン22のリリースで、プロジェクト開発とシステム構成のスピードアップに役立つ新機能が提供されます。ビットレベルのコメント機能と夏時間機能により、プロセスの効率が向上し、よりスムーズで直感的な設計が可能となります。
最新のコントローラとソフトウェアの機能強化により、ユーザエクスペリエンスが優先され、自動化開発の効率と柔軟性が向上します。製造メーカは作業プロセスを合理化し、生産性を最適化して、マイクロコントローラ環境の進化するニーズと課題に対応できます。
Allen‑Bradley, Connected Components Workbench, Micro800, Micro820, Micro850, Micro870, MicroLogix, およびRockwell Automationは、Rockwell Automation Inc.の商標です。EtherNet/IPはODVA, Inc.の商標です。
公開 2023/12/14