ロックウェル・オートメーション(NYSE: ROK)は、グリーンベイを拠点とする農業テクノロジのスタートアップ企業であるFork Farms社と協力し、2024年夏までにロックウェル・オートメーションのミルウォーキー本社内に7,300平方フィートの屋内水耕垂直農場を建設する計画を発表しました。
水耕栽培は、土を使わずに植物を育てる技術です。水耕栽培農家は、地面に作物を植えるかわりに、栄養豊富な水を満たした容器を使用します。
クロック・タワー・ファームは、Allen‑Bradley本社のシンボルである4面時計にちなんで命名されたもので、本格的に稼動すれば、年間54万株の植物と14万9000ポンドの食糧を生産することができます。この世界初の施設は、ミルウォーキーのウォーカーズ・ポイント地区の1201 S. 2nd Streetにあるロックウェル・オートメーション本社の4階に設置されます。
ロックウェル・オートメーションの会長兼CEOであるブレイク・モレットは次のように述べています。「私たちは、サステナブル(持続可能)な影響と変化を生み出すために、業界全体と地域社会で提携しています。クロック・タワー・ファームは、従業員や地域社会を巻き込みながら、サステナブルなソリューションの実践を見たいという多様な業種の製造業者のためのショーケースとしての役割を果たすでしょう。来年の夏、プロジェクトが完成した暁には、さらに詳細をお伝えできることを楽しみにしています。」
Fork Farms社が開発した新技術は、高度にローカライズされた空調、電力、除湿、水処理を提供し、環境ニーズが異なる作物を同じ栽培エリアで同時に適切に生育させることを可能にします。 Fork Farms社はロックウェル・オートメーションの技術を使い、栽培作物に応じて栄養、pH、水のレベルをモニタし、自動的に調整します。
施設内にはFork Farms社の「Flex Acre」が70以上設置されます。Flex Acreは、養分を含んだ循環水を利用して植物の根に栄養を与え、成長を最適化する水耕栽培システムです。各フ。Flex Acreは、高さ9フィート、長さ9フィート、幅3フィートの栽培システムで、毎月100ポンド以上の葉物野菜やその他の野菜を生産することができます。