産業オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーであるロックウェル・オートメーションの日本法人、ロックウェル オートメーション ジャパン株式会社(本社: 東京都中央区、代表取締役社長: 矢田 智巳、以下「ロックウェル・オートメーション」)は、本日、国際的な独立認証機関であるTÜV Rheinland (テュフ・ラインランド)より、産業用サイバーセキュリティの国際標準規格であるIEC 62443-4-2のセキュリティレベル1認証を取得したことを発表しました。この認証により、インバータ・ドライブ製品であるPowerFlex 755TシリーズおよびPowerFlex 6000T VFD[K2] が、IEC 62443-4-2の厳格なサイバーセキュリティ規格のガイドラインに準拠していると認められました。

IEC 62443-4-2認証書
今回認証を取得したIEC 62443-4-2は、ISA (国際自動制御学会)およびIEC (国際電気標準会議)が産業オートメーションや制御システムのサイバーセキュリティに特化して開発した国際標準規格ISA/IEC 62443シリーズの一部となります。ロックウェル・オートメーションのインバータ・ドライブ製品群がこの認証を取得したことで、サイバー脅威に対する堅牢性を高めるとともに、不正アクセスや潜在的なサイバー攻撃から産業システムを保護する能力が証明されました。
認証プロセスでは、ドライブの設計および開発ライフサイクルに対する厳格な評価が実施され、サイバーセキュリティがすべての段階で統合されていることが確認されました。サイバーセキュリティに対する包括的なアプローチにおいては、脅威モデリング、安全なコーディングプラクティス、セキュリティを重視したテストが含まれており、潜在的な脆弱性の特定と軽減を支援します。
「PowerFlex 755Tシリーズの低圧ドライブおよび、PowerFlex 6000Tの高圧ドライブは相互接続が進み、サイバー脅威に対する高度な保護が求められる現代の産業環境のニーズに対応するよう設計されています」と、ロックウェル・オートメーションの製品セキュリティリーダーであるManju Venugopal (マンジュ・ヴェヌゴパール)は述べています。
包括的なサイバーセキュリティサービスを提供するロックウェル・オートメーションは、近年、サイバーセキュリティ分野において以下の成果を達成しています。
- 国際的な産業用サイバーセキュリティ認証IEC 62443-4-1において、セキュアな開発ライフサイクルで最高レベルとなるMaturity Level 4 (成熟度レベル4)を取得(TÜV Rheinlandによる認証)
- IEC 62443-4-2セキュリティ規格に準拠した世界初のプログラマブル・オートメーション・コントローラを発表(TÜV Rheinlandによる認証)
- 工場フロア向けにODVA CIP Security対応システムを導入
- ISAグローバル・サイバーセキュリティ・アライアンスの創設メンバーとして参画
- IEC 62443-3-3プロセス認証を取得(TÜV Rheinlandによる認証)
- SII (イスラエル規格協会)を通じてリモートサポートに関するISO 27001認証を取得
ロックウェル・オートメーションは、は、3月27日に在日米国大使館で開催するサイバーセキュリティのセミナーに登壇し、IEC 62443認証についてもご説明する予定です。
https://www.rockwellautomation.com/ja-jp/events/cybersecurity-strategies-for-smart-manufacturing-era.html
公開 2025年3月13日
ロックウェル・オートメーションについて
ロックウェル・オートメーション(NYSE:ROK)は、産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーです。人々の創造力とテクノロジの潜在力を結びつけることで人の可能性を広げ、お客様の生産性を高め、地球に優しい技術を提供します。米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置き、2024年度末現在約27,000名の社員が、世界100カ国以上の営業拠点でお客様をサポートしています。製造業におけるコネクテッドエンタープライズ実現の詳細は、当社ホームページをご覧ください。
https://www.rockwellautomation.com/ja-jp
メディア向けお問い合わせ先
株式会社アクティオ(ロックウェル・オートメーション広報)
E-mail: rockwellautomation-pr@actioinc.jp