PTC (NASDAQ: PTC)とロックウェル・オートメーション (NYSE: ROK)は、世界の約250のお客様のデジタルトランスフォーメーションへの移行支援の成功を受け、両社の戦略的提携の拡大と延長を発表しました。
従来の販売と製品開発の協力を継続するとともに、PTCのPLM (製品ライフサイクル管理)およびSoftware as a Service (SaaS)モデル製品を提携対象に加えました。これにより、最先端の設計から運用、保守、ライフサイクルの最適化に至るデジタル・スレッド・ソリューションの拡張を図り両社の販売に関わる取り組みを合理化します。また、PTCはロックウェル・オートメーションのバーチャルでマシンのシミュレーションと試運転ができるソフトウェアを自社の顧客およびパートナネットワークに提供します。この合意に基づき、両社は引き続き互いのリソース、テクノロジ、業界の専門知識、市場での存在感を強化し、2023年以降もお客様にシームレスなサービスを提供します。
両社が共同で提供するFactoryTalk InnovationSuite, powered by PTCは、完全に統合された産業用モノのインターネット(IIoT)、エッジ・ツー・クラウド分析、製造実行システム(MES)、および拡張現実(AR)を提供する業界初の包括的なデジタルトランスフォーメーションのソフトウェアパッケージで、コネクテッドエンタープライズの実装に不可欠です。FactoryTalk InnovationSuiteを使用すると、グローバルに展開できる革新的なソリューションを迅速に開発し、運用できるようになります。
木質パネルの世界的メーカであるノーボード社の制御、自動化および技術担当ディレクタであるテジャ・シューベルト (Teja Schubert) 氏は次のように述べています。「当社は、FactoryTalk InnovationSuite, powered by PTCをベストなタイミングで導入しました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の最初の波に襲われたとき、コストを削減し、従業員の経験を向上させ、メンテナンスとトレーニングの取り組みをより有効に活用するのに役立つプラットフォームを持つことがさらに重要になりました。この重要な提携が、当社のCOVID-19のパンデミックへの適切な対応や、将来のソリューションの展開にも貢献することを期待しています。」
製造メーカがその業務をリセットするにつれて、競争圧力とより良い財務パフォーマンスへの要求が高まり、すべてのビジネスレベルで製品、プロセス、および人材をデジタルに変革する必要性が加速しています。PTCとロックウェル・オートメーションの業界をリードするデジタルマニュファクチャリングソリューションは、製造メーカに堅牢でエンドツーエンドのデジタルスレッド機能を提供し、世界的なパンデミックの中でデジタルトランスフォーメーションのイニシアチブを継続できるようにします。
ロックウェル・オートメーションの会長兼CEO(最高経営責任者)であるブレイク・モレットは次のように述べています。「過去2年間、PTCとロックウェル・オートメーションは素晴らしいイノベーションを組み合わせて、世界クラスのFactoryTalk InnovationSuiteソリューションをお客様に提供してきました。PTCとの契約の拡大と延長は、この戦略的提携の価値の高まりと、コネクテッドエンタープライズにとってのその重要性を示しています。」
PTCの社長兼CEO(最高経営責任者)であるジム・ヘプルマン氏は、次のように述べています。「ロックウェル・オートメーションとの戦略的提携によって、私たちが世界中で取り組むインダストリー4.0の推進を拡大し、またその能力を向上させています。現在のマクロ経済環境における当社製品への注目の高さが、このコラボレーションに対する市場のニーズを証明しています。」