両社は中国・上海にオートメーション&デジタル・トランスフォーメーション・センターの建設を計画
産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダであるロックウェル・オートメーション(NYSE: ROK)は、業界のデジタルトランスフォーメーションを加速するために、世界的なライフサイエンスのリーダであるサイティバ社との協業を開始したことを発表しました。今回の新たな協業は、サイティバ社が2019年に公約した中国への投資を深めるとともに、2019年から実施しているロックウェル・オートメーションとサイティバ社の関係を強化するものです。サイティバ社は、クラス最高の分散制御システムの提供を推進するために、OEMパートナとしてロックウェル・オートメーションのPartnerNetworkプログラムに参加しました。
ロックウェル・オートメーションとサイティバ社は、バイオマニュファクチャリングとオートメーションに関する両社の専門知識を結集し、効率的で柔軟性のあるスケーラブルなプラットフォームを構築します。このコラボレーションの一環として、両社は上海にオートメーション&デジタル・トランスフォーメーション・センターを建設し、デモンストレーションやトレーニングなどを共同で実施します。
ロックウェル・オートメーションの中華圏担当リージョナル・バイス・プレジデントであるイアン・シーは次のように述べています。「スケーラブルでサステナブル(持続可能)な開発は、私たちの会社にとっても、業界全体にとっても、最も重要なことです。私たちのソリューションは、ワクチン製造のためのスケールアップや、個別化された医薬品の小ロット製造のためのスケールダウンに柔軟に対応します。」
サイティバ社の中華圏担当ジェネラルマネージャであるリーファ・イー氏は次のように述べています。「業界がより自動化された製造ソリューションに向かっている中、私たちが協力することで、デジタル指向の研究開発と合理化された生産を中国だけでなく世界中で実現することができます。私たちの共同作業により、変革をもたらす医薬品の開発と提供が加速され、コストが削減され、最終的には必要としている患者さんにより多くの医薬品をお届けすることができます。」
ロックウェル・オートメーションとサイティバ社は、サイティバ社のFigurate自動化プラットフォームを中国だけでなく、世界的にも推進していきます。ロックウェル・オートメーションが提供する一連の製品は、アイデアからインジェクションまで、サイティバ社の幅広いソリューションを強化します。このコラボレーションは、より強力な統合、データ収集、分析を可能にします。その結果、コアデータ管理が可能な標準化された製造プラットフォームが実現します。
また、両社は、スウェーデンのウプサラにTesta Centerをはじめとする複数のセンターを設置し、お客様の医薬品開発プロセスを支援しています。両社は、IIoT (産業用モノのインターネット)やAR (拡張現実)などの先進技術を適用して、製造プロセス全体の接続性を高める方法を模索しています。ロックウェル・オートメーションとサイティバ社は、工場の現場管理のための革新的なソリューションを進行中で、バイオ製薬会社のデジタルソリューションの有望な未来を確立しており、オペレータのトレーニングと効率の向上、バッチレビューのスピードアップ、機器管理の合理化、効率の強化を支援しています。
公開 2021/12/03
ロックウェル・オートメーションについて
ロックウェル・オートメーション(NYSE:ROK)は、産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーです。人々の創造力とテクノロジの潜在力を結びつけることで人の可能性を広げ、お客様の生産性を高め、地球に優しい技術を提供します。米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置き、約24,500名の従業員が、世界100カ国以上の営業拠点でお客様をサポートしています。製造業におけるコネクテッドエンタープライズ実現の詳細は、当社ホームページをご覧ください。https://www.rockwellautomation.com
サイティバ社について:
サイティバ社は、世界40カ国に8,000人以上の従業員を擁し、治療法の進歩と促進に貢献するライフサイエンスのグローバルリーダです。さまざまな規模や範囲のお客様から信頼されるパートナとして、サイティバ社は研究および製造ワークフローにスピード、効率、キャパシティをもたらし、革新的な医薬品の開発、製造、患者への提供を可能にしています。詳細はこちらをご覧ください。www.cytiva.com.cn