産業オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダであるロックウェル・オートメーション(NYSE: ROK)は、FactoryTalk® Optix™ポートフォリオを発表し、産業組織が多様なお客様の要件に対応し、進化するニーズとテクノロジに適応する汎用ヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)ソリューションを構築できるようにしました。
産業組織は、直感的で使いやすい産業用アプリケーションの開発とプログラミングのために設計されたコンポーネントの恩恵を受けることができます。FactoryTalk Optixポートフォリオは、設計、配備、接続性、および拡張性のオプションとともにオープンアーキテクチャを提供し、ユーザが革新的なアプリケーションを作成できるようになります。
Wulftec International社のオペレーション担当バイスプレジデントであるガイ・ロペス氏は次のように述べています。「FactoryTalk Optixポートフォリオはゲームチェンジャーです。柔軟性と将来を見据えたアプローチを提供するオープンなソリューションであり、マルチ・ユーザ・コラボレーション、ウェブベースの設計とテスト、および統合されたバージョン管理を通じて、より革新的な装置をより速く設計することができます。FactoryTalk Optixのポートフォリオは、当社にとって大きなプラスであり、当社の機械に標準装備されていることに非常に興奮しています。」
FactoryTalk Optixのポートフォリオには、ロックウェル・オートメーションのHMIプラットフォームとリモート・アクセス・ソフトウェア、組み込み型エッジ演算モジュール、および幅広い導入オプションが含まれています。FactoryTalk Optixソフトウェアは、オブジェクト指向設計、ウィザードベースのワークフロー、および構築済みライブラリにより、無限の柔軟性と効率性を提供します。
ロックウェル・オートメーションのソフトウェア&制御担当シニア・バイス・プレジデントであるブライアン・シェパードは次のように述べています。「ロックウェル・オートメーションは、制限を克服し、マルチ・ユーザ・コラボレーションを改善し、進化するワークフローをサポートする新しい機能をお客様に提供することで、生産性を劇的に向上させるクラウドベースのソリューションを紹介し続けています。これまでにない速さで変化する世界において、最高のテクノロジは俊敏性を考慮して設計されており、FactoryTalk Optixポートフォリオは、HMIソリューションのライフサイクル全体にわたって、ユーザに選択肢と柔軟性を提供します。」
FactoryTalk Optixポートフォリオにより、ユーザは独自のテクノロジの組み合わせを選択できます。長い間で初めて、ロックウェル・オートメーションのお客様は、視覚化ソフトウェアを使用して、ロックウェル・オートメーションとサードパーティのコントローラの両方でネイティブに動作し、選択したハードウェアで実行できるHMIアプリケーションを設計できます。ユーザは、相互運用性とOPC UAの完全サポートのために設計されたソフトウェアを使用して、さまざまなサードパーティのソフトウェア、デバイス、またはシステムに接続することができます。また、ユーザは必要な機能にのみ料金を支払うことで、未使用の機能に対する不必要な出費を抑えることができます。
ARCアドバイザリー・グループのバイスプレジデントであるクレイグ・レズニック氏は次のように述べています。「クラウドインフラとSaaS (サービスとしてのソフトウェア)製品は、ビジネスの世界のほぼ隅々まで非常に大きな価値を引き出していますが、製造業も同じです。ロックウェル・オートメーションのFactoryTalk Optixポートフォリオは、クラウドとオンプレミスを通じて、HMIの世界における新たな可能性の解放を支援することで、この価値を提供します。このポートフォリオは、ユーザがより革新的な設計を作成し、物理的に離れた施設へのシームレスなアクセスを通じて拡張できるようにする一方で、幅広いアプリケーションをサポートする専用グラフィックターミナルや産業用PCなど、より柔軟な導入の選択肢を提供するように設計されています。」
FactoryTalk Optixポートフォリオには5つのコアソリューションが含まれています。
FactoryTalk® Optix™ソフトウェア
FactoryTalk Optixソフトウェアは、ユーザがブラウザからアクセスしたり、コンピュータにダウンロードできるHMI視覚化プラットフォームです。柔軟性、拡張性、相互運用性を実現し、ユーザはニーズに合ったHMIを設計・導入することができます。この新しいプラットフォームには、マルチ・ユーザ・コラボレーション、ウェブベースの設計とテスト、統合バージョン管理などの機能が含まれています。
OptixPanel™
OptixPanelグラフィックターミナルは、FactoryTalk OptixおよびFactoryTalk Remote Accessソフトウェアライセンスがあらかじめ搭載された密閉型HMIアプライアンスです。これは、デバイスが、最初の電源投入ですぐに実行できるオール・イン・ワン・ソリューションであることを意味します。インストール済みのクローズドOSは、実装と保守のリスクを低減します。
FactoryTalk® Remote Access™ソリューション
FactoryTalk Remote Accessは、セキュアなリモート接続を提供するため、ユーザは世界中のどこからでも表示、支援、管理、およびトラブルシューティングを行なうことができます。これにより、チームはニーズに迅速に対応し、生産上の問題を迅速に解決できます。FactoryTalk Remote Accessは、物理的な場所に関係なく、分野の専門家を重要な問題に迅速に接続し、応答性を高め、出張と資産のダウンタイムに関連するコストを削減します。
ASEM™ 6300産業用PC
ASEM 6300産業用PCはボックス型とパネル型があり、カスタマイズが可能です。FactoryTalk Optixソフトウェアでイノベーションを起こし、お客様のニーズに最も適したASEM 6300デバイスにHMIソリューションをシームレスに導入できます。
組み込み型エッジ演算モジュール
組み込み型エッジ演算モジュールは、お客様のニーズの変化に応じてシステムを拡張・成長させる能力も保持しながら、ユーザがローカルおよびリモートでビジュアルデータを処理するためのパッケージソリューションを提供します。
FactoryTalk OptixソフトウェアV1.2は、50以上の新機能を搭載し、英語、イタリア語、フランス語、スペイン語、中国語で利用できます。ロックウェル・オートメーションのFactoryTalk Optixポートフォリオについては、こちらをご覧ください。ポートフォリオ全体は、11月6~9日にボストンで開催されるAutomation Fairでも展示されます。