Automation Fair 2019特集に掲載されたControl Global編集長マイク・バシドールによる
ロックウェル・オートメーションのロブ・ニンカーは次のように述べています。「ライフサイクルサービスは、産業用オートメーションの資産だけを対象とするものではありません。私たちはプラントやプロジェクトのライフサイクルを考え、オートメーションの側面だけでなく、それ以上のものを包含しています。」
ロブ・ニンカーは、北米地域のカスタマサポート&メンテナンスのビジネスディレクタで、シカゴのマコーミックプレイスで開催されたAutomation Fairのライフサイクルサービスのブースを案内してくれました。
ニンカーは「ロックウェル・オートメーションのライフサイクル・サービス・グループは、設計、構築、維持、運用改善のどの段階においてもサポートを提供する」と述べ、さまざまな支援方法を列挙しました。
例えば、企業が持続可能な企業であり続けるためには、システムの最新化が必要です。自動化請負業者は、デジタルトランスフォーメーションを導くために必要なプロジェクト管理トサービスをライフサイクル・サービス・グループに依頼することができます。また、定年退職や人員削減により、労働力のスキルギャップが発生していますが、eラーニングコース、拡張現実(AR)ベースのリモートサポート、設置ベースの評価などを提供することで、これを解消することができます。また、アナリティクスや関連サポートのニーズはいつでも発生する可能性があるため、デジタル化されたライフサイクルを通じて、機器の生産性や安全を高めるための支援も行なっています。
ロックウェル・オートメーションのライフサイクルサービスのポートフォリオの大きな強みは、お客様が個人経営の生産施設であっても、数百万ドル規模のグローバル企業であっても対応できる、そのスケーラビリティにあります。「ロックウェル・オートメーションのライフサイクルサービスのポートフォリオの大きな強みは、お客様が小規模の生産施設であっても、グローバルな数百万ドル規模の企業であっても、スケーラビリティを確保できることです」とニンカーは述べています。
ニンカーは次のように述べています。「オートメーションのメインコントラクタとして、機器のパッケージ化や最新化を支援するプロフェッショナルサービスがあります。また、OT (運用技術)分野に特化したコネクテッドサービスもあり、1つのネットワークの管理から世界規模でのOTサイバーセキュリティプログラムの配備まで、お客様の持続的な成長を支援します。また、オンサイト保守やサポート、リモートテクニカルサポート、トレーニングといった従来型のサービスも提供しています。これらのサービスはすべて、データと分析によって推進されています。
設備評価
生産性を高め、リスクを低減するための基本的な要素は、施設や企業全体にどのような資産があるのかを理解することです。
ニンカーは次のように述べています。「私たちは、何年も前から、設置ベースの評価というサービスを提供してきました。このサービスでは、ロックウェル・オートメーションとサードパーティのハードウェアに関する詳細な情報を収集し、お客様の資産をより適切に管理し、陳腐化リスクを低減するための推奨事項を提供します。」
さらにニンカーは次のように説明しています。「My Equipmentは、デジタル化された数多くの製品の最初の製品です。My Equipmentの主な利点には、アクセス性、利便性、コスト削減、陳腐化リスクの軽減などがあります。「私たちの目標は、お客様の工場をお客様以上に熟知し、適切な情報を適切な場所、適切なタイミングで提供することです。このプラットフォームは、そのようなサービスを実現するための基礎となる要素です。」