OSHAが定義するロックアウト/タグアウトの8つの除外事項
施設内のほとんどの機械には、文書化されたロックアウト/タグアウト手順が必要でしょう。しかし、機械によっては、ロックアウト手順を文書化する必要がないものもあります。
年次監査を実施する際、文書化された手順がない機械があれば見直してください。そして、その機器がOSHA規格1910.47に従い、以下の8つの適用除外の基準を満たしているかどうかを確認してください。
1. 蓄積エネルギーや残留エネルギーの可能性がない
シャットダウンは、機器に蓄積エネルギーがないことを保証します。機械のどの部分(コンデンサ、熱源、可動部品など)にも残留エネルギーが含まれたり、再蓄積されたりする可能性がなければ、機械は免除される可能性があります。
2. 機械のエネルギー源は、簡単に分離できるものでなければならない
エネルギー源が電気、蒸気、圧縮空気、化学薬品、水、燃料、その他であろうと、マシンのエネルギー源はそれだけでなければなりません。また、エネルギー源は簡単に分離できなければなりません。
3. 機械のエネルギー源を遮断すると、完全に非アクティブになり、通電が停止する
ロックアウト/タグアウト手順の免除を受けるには、機械のエネルギー源が遮断されたら、機械を完全に停止し、ゼロエネルギー状態にする必要があります。
4. 機械はロックアウトされていなければならない
特定のロックアウト/タグアウト手順が免除されるためには、整備中は機械をシャットダウンし、エネルギー源から遮断し、ロックアウトする必要があります。
5. ロックアウト装置は1つだけ
機械を隔離し、ロックアウト装置を1つだけ使用して制御しなければなりません。機械をロックアウトするために複数のデバイスが必要な場合は、免除されません。
6. 従業員の排他的管理
機械を修理またはテストする従業員は、その機械で作業している間、その装置が排他的な管理下にあることを確認する必要があります。1人または複数の権限のある従業員と一緒に作業する場合は、特定のロックアウト手順が必要になります。
7. 付加的な危険源がないこと
機械で作業する従業員は、施設内の他の作業者に危害や負傷を与える可能性のある新たな危険を生じさせることなく、作業を行なわなければなりません。
8. 過去に事故がないこと
上記の7つの免除要件をすべて満たしているかにかかわらず、特定の機械が免除されることを望むのであれば、制御不能なエネルギーによる機械事故が過去にあったことは許されません。
コンプライアンス維持を支援
ロックアウト/タグアウトは貴社の安全計画の重要な部分です。現在ロックアウト/タグアウト手順がない機械が上記の8つの要件すべてを満たしていることを確認することで、年次検査に備えることができます。そうでない場合は、OSHA規格に準拠し、従業員の安全を守るために、新しい手順を作成し、文書化する必要があります。
ロックアウト/タグアウトがOSHAから最も頻繁に引用される規制の1つであるという事実は、多くの施設で正しい手順が実施されていないことを示しています。ロックアウト/タグアウトの詳細をお知りになりたい場合、または職場にロックアウト/タグアウト手順を導入するためのサポートが必要な場合は、弊社にご相談ください。
ロックアウト/タグアウト手順を改善し、作業員の安全を確保し、OSHA規格を遵守するために、弊社がどのようなお手伝いができるか、今すぐお問い合わせください。