しかし、アキュライド社の既存の試験システムの能力では、提供できるデータとプロセスが限られていました。そこで、ほぼ10年近くPlexの顧客であるデヴィン氏は同僚と共に、高い期待値を抱いて新規の試験センター用ソフトウェアの検討を始めました。「しかし特に魅力を感じる製品はありませんでした。プラントフロアのPlexの能力は十分把握しており、それに匹敵するものには出会えなかったのです。試験用システムとしてPlexと同等のものがあれば、と真剣に思いました。」
そこで、チームは製造を取り巻くものを改めて考えることにしました。「Plexを導入して、MES (製造実行システム)製品の総合的な能力と汎用性を知れば知るほど、製品テストと検証は製造および生産活動の一部であるということの理解が深まりました。エンジニアリングと継続的な品質管理の延長線上にあるものなのです。」
可能性の視野を広げて、アキュライド社はPlexのマルチテナントモデルを使用して、各試験施設に独自の専用ルーティング制御と非標準の製造プロセスを配備しました。工場の操業に影響を与えることなく、統合と可視性を実現しました。この革新的なアプリケーションと再構築されたアプローチにより、Plexを導入したアキュライド社は「2022 Product or Technology Innovator Award」を受賞することになりました。
デヴィン氏は次のように指摘します。「Plexの導入によりアキュライドはISO-17025認証を取得・継続できただけでなく、「全体的なデータ品質も含めて」他のメリットも得ています。試験プロセスの全体的な不具合が発生した場合に、その確認、追跡、および記録ができるようになったのです。そのため、他のシステムで行なっていた分析よりも、より詳細な分析が可能になりました。」
また、クラウドベースのソリューションで設定も簡単なため、アキュライド社はパンデミックの期間中、ドイツとフランスで最近買収した拠点に設立した新規の試験・検証センターにPlexを導入しました。「その結果、現地に常駐することも、専門知識も必要なく、遠隔地から試験施設を立上げることができました。このようなことができ、すべてがスムーズに進んだことは、Plexの直感的なわかりやすさを大いに物語っています。」
デヴィン氏のインタビューの全文と、アキュライド社がPlexを使用して製品の検証および試験を強化した方法の詳細をご覧ください。