リアル･ペット･フード社は、オーストラリア最大のペットフード製造メーカです。同社は最近、世界的な拠点を拡大しており、ニュージーランド、中国、英国に製造拠点を置いています。同社の使命は、世界のペットフードのあり方を変革することです。
- バラバラのシステム
- 標準化の欠如
- データアクセスと視認性の欠如
- カリプソのデジタルトランスフォーメーションのコンサルティングサービス
- FactoryTalk® InnovationSuite
- FactoryTalk® View
- Allen‑Bradley® Controllers
- PowerMonitor™
- 統合され自動化された製造オペレーション
- データを収集、可視化、分析する能力
- エネルギー管理および利用率の向上
- グローバルな製造施設全体の標準化
Media error: Format(s) not supported or source(s) not found
Download File: https://www.rockwellautomation.com/content/dam/rockwell-automation/videos/company/case-studies/real-pet-food/real-pet-food-data-sustainability-en.mp4課題
バラバラのシステム、データと視認性の欠如
ダニエル･バエズ氏は、オーストラリア最大のペットフード製造メーカであるリアル･ペット･フード社のアナリティクス･ケイパビリティ･マネージャです。同社の企業成長の大部分は、さまざまな国での買収によるものです。
バエズ氏は次のように説明しました。「買収による成長の結果、工場にはさまざまな部品や機器があり、その一部は時代遅れとなっていました。施設全体でさらなる標準化が必要でした。
さらに、私たちが入手した情報は断片的で、手作業で収集されたものでした。特に効率、廃棄物の削減、製品品質の改善を促進するために、これらすべてのデータソースを統合して、より良い情報を得る必要がありました。」
ソリューション
デジタルトランスフォーメーションの専門知識とミドルウェアプラットフォーム
リアル･ペット･フード社は、ロックウェル･オートメーションの事業会社であるカリプソと契約し、目標を達成するための計画を策定しました。カリプソは、デジタルトランスフォーメーションのコンサルティングを専門としており、ロックウェル･オートメーションの製品を活用してお客様の施設でデジタルトランスフォーメーションを推進しています。
カリプソは、リアル･ペット･フード社の複数のシステムおよび資産を接続し統合する、ミドルウェアプラットフォームを提供しました。ミドルウェアプラットフォームは、FactoryTalk® InnovationSuite上に構築されています。IIoT (産業用モノのインターネット)プラットフォームは、RFP (提案依頼書)、ERP (エンタープライズ･リソース･プランニング: 企業資源計画)、MES (製造実行システム)、QMS (品質管理システム)、CCMS (コンポーネントコンテンツ管理ソリューション)、ETL (Extract (抽出)、Transform (変換･加工)、Load (格納))システムを接続および統合し、オペレーションチームとマネジメントチームに信頼できる単一のソースを提供します。
また、Allen‑Bradley®のプログラマブルコントローラとPowerMonitor™電力モニタ上に構築されたエネルギー･インテリジェンス･ソリューションも含まれていました。このソリューションは、ユーティリティ消費量、生産量、およびエネルギー効率とコストに関連するその他のKPI (重要業績評価指標)をモニタして報告します。
リアル･ペット･フード社は、導入後すぐにデータを収集、視覚化、分析できるようになりました。
バエズ氏は次のように述べています。「この分野に関する専門知識があまりなかったので、カリプソチームに助けてもらって助かりました。まだ初期段階ですが、状況に沿った情報をほぼリアルタイムで確認できることで、最大価値の推進のために次に注力すべき点を理解するのに役立ちました。」
結果
初期洞察によりOEEとエネルギー管理の傾向を特定
現在までに、リアル･ペット･フード社は、アセット･パフォーマンス･データの分析を開始するのに十分な情報を収集しています。同社は、この情報を使用してOEE (総合設備効率)を改善する予定です。
「私の役割は、機械学習と分析にこれらすべての情報を活用し、将来何が起こるかを予測する上でさらに優れた価値を提供することです」と、バエズ氏は語りました。
さらに同社は、より戦略的なエネルギーの使用を通じて、サステナビリティ(持続可能性)の目標を推進する大きな機会を発見しました。
バエズ氏は次のように説明しました。「当社が収集したデータは、ボイラーの活用方法や、熱交換器および施設全体のエネルギー消費についての洞察をすでに提供しています。これは間違いなく、私たちがすでに改善計画に注力している要素の1つです。」
従業員の前向きな反応
バエズ氏は、新しいソリューションに対する従業員の反応は前向きだったと指摘しています。
バエズ氏は次のように説明しました。「当社の基本理念の1つは、チームとして働くことで、リアル･ペット･フード社にはチームワークを促進する文化があります。そのため、チームはカリプソのチームが推奨するソリューション全体に関与し、受け入れることができました。そして、従業員はすぐにメリットを実感できるため、導入への意欲がさらに高まっています。」
公開 2024年5月8日
