フェイス・テクノロジーズ・インコーポレーテッド(FTI)は、エンジニアリング、建設、製造、クリーンエネルギーにおける全米のリーダです。
- 時代遅れの施設
- 遠隔地
- 非効率なビジネスモデル
- 限られたデータアクセスとレポーティング機能
- 施設とシステムのアップグレード
- FactoryTalk® View SE
- FactoryTalk® ViewPoint
- FactoryTalk® Historian
- PowerFlex® 750シリーズドライブ
- PlantPAx®分散制御システム(DCS)
- 1日のガス生産量の増加
- 毎月のダウンタイムの削減
- リアルタイムのデータ収集
- レポーティングの改善
- リモートアクセス
ウェイド・ライポルト氏は、エンジニアリング、建設、製造、クリーンエネルギーにおける全米リーダであるフェイス・テクノロジーズ・インコーポレーテッド(FTI)のエグゼクティブ・バイス・プレジデントです。同社はロックウェル・オートメーションのPartnerNetwork™のゴールドレベル会員で、ライポルト氏はFTIのシステム統合とオートメーションソリューションを担当しています。
課題
古い施設と非効率なビジネスモデル
FTIのクライアントの1社は、ウィスコンシン州ミドルトンで牛糞を再生可能な天然ガスに変換するバイオダイジェスター施設を運営しています。当時、この施設では天然ガスを燃やして電気を作っていました。
ライポルト氏は次のように述べています。「そのビジネスモデルはあまりうまくいっておらず、天然ガスを精製して天然ガスパイプラインに注入するプロセスに変更したいと考えていました。施設も古かったので、更新したかったのです。また、その施設は100マイル離れた場所にあったため、必要に応じて遠隔からアクセスし、監視し、トラブルシューティングを行なう能力を求めていました。」
さらに、履歴データの作成と報告にも問題がありました。
ライポルト氏は次のように説明しています。「このような施設は、あるエネルギー量を生産するために排出される温室効果ガスの量を示すCI (炭素強度)スコアによって評価されます。スコアが低ければ低いほど、そのガスの価値は高くなります。彼らは、そのデータを取得し、それを報告し、ガスの真の価値を提供できる制御システムを必要としていました。」
ソリューション
施設とシステムのアップグレード
クライアントの施設とシステムのアップグレードの一部として、FTIはいくつかのFactoryTalk®ソフトウェア製品を導入しました。
ライポルト氏は次のように述べています。「私たちはFactoryTalk® View SEを使用して監視を行ない、FactoryTalk® ViewPointを使用してリモートアクセスを可能にし、FactoryTalk® Historianを使用してデータを収集しました。さらに、制御装置とドライブの一部を更新しました。具体的には、施設全体にわたってPowerFlex® 750ドライブをアップグレードし、全体的な制御とデータ収集のためにPlantPAx®分散制御システム(DCS)を導入しました。」
ライポルト氏は、この施設にはすでにロックウェル・オートメーションの機器が導入されていたため、アップグレードを容易に進めることができたと述べています。ライポルト氏は、プロジェクトの成功に欠かせなかったのは、計画プロセスの初期段階でFTIに関与してもらったことだと評価しています。
ライポルト氏は次のように述べています。「私たちはクライアントの課題を理解し、その課題を軽減するための計画を立て、具体的なソリューションを導入することができました。「そして、彼らがシステムから必要なものを得ていることを確認するためにフォローアップを続けました。」
結果
生産性の向上とダウンタイムの削減
リアルタイムのデータ収集と設備制御へのリモートアクセスが可能になったことで、FTIのクライアントはより簡単に問題を監視、維持、解決できるようになりました。必要なレポートも作成できます。また、ローカルおよびクラウドベースのストレージにより、システムのレジリエンシ(耐障害性)が向上しました。
ライポルト氏は次のように述べています。「ロックウェル・オートメーションとパートナを組んで、このクライアントをサポートするソリューションを開発し、導入できたことは素晴らしいことでした。多くの改善が見られ、全体として、ダウンタイムの損失は前月比で減少しており、ガスの生産量も増えています。」
ライポルト氏は、バイオダイジェスターがこの1年で1日当たり139サーム以上のガスを生産したと推定しています。1サームは10万BTUに相当します。
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公開 2024/04/24