リスク: スペアパーツの不足がダウンタイムを招く
このケースでは、クライアントのメイン・ポンプ・ステーションのプロセッサが故障しました。このメインステーションはすべての補助ステーションに給水しており、そのプロセッサが故障したことでシステム全体が手動モードに追い込まれました。このシステムは旧式であったため、信頼できるスペアパーツを見つけるのは非常に困難でした。6週間後、最初の部品が交換されましたが、その2日後には故障してしまいました。
ニコラス氏は次のように述べています。「古いシステムだと、部品が故障したときにどうしようもなく、八方塞がりになります。そして、今回の故障は修理不能でした。」
前進への道
ニコラス氏のチームは、CompactLogix™コントローラと表示用のPanelView™グラフィックターミナルを含むロックウェル・オートメーションのソリューションを提案し、導入を進めました。
全体として、新システムは期待通りに稼働しています。
ニコラス氏は次のように述べています。「私たちはシステムを導入する際、お客様に「以前のシステムではご不満があったようですが、このシステムはかなり静かになりますよ」とお伝えしています。新しいからというだけでなく、より賢くなったからです。だから、何か問題が起きても、すぐに対処できるのです。でも、何も起きていません。今、あそこは退屈な場所なんです。すべてがうまくいっているからね。」
機会: エネルギー使用量の管理
プロジェクトの一環として、コンセントリック・インテグレーション社は、電力使用量を測定するPowerMonitor™を追加することで、お客様がデータを利用してビジネス成果を得られるよう支援する機会を見出しました。
ニコラス氏は次のように述べています。「このシステムには多くのポンプがあり、各拠点での電力使用量を知りたいと考えていました。各ポンプに電力計を設置することで、トレンドと履歴データを取得することができます。」 また、クライアントがすでにロックウェル・オートメーションのFactoryTalk® Historianソフトウェアを使用していたため、「簡単なアドオン手順でPowerMonitorデバイスから直接データを引き出すことができます。導入は簡単でした。」
今、クライアントは「今まで持っていなかった大量のデータ」を集めています。次のステップは、そのデータを使って何をすべきかを探ることです。今後のプロジェクトは、より分析的で、エネルギーの議論に深く踏み込んでいくことになるでしょう。