お客様へのご提案

シャイフト・グループ(Shyft Group)は、商用車、小売車、サービス特殊車両市場向けの特殊車両製造、組立、アップフィットにおいて北米をリードする存在です。
- 商用グレードの電気自動車ソリューションへの需要
- 開発・生産スケジュールの短縮
- リアルタイムのスマート製造プラットフォームの必要性
- 完全電化された商用グレードの配送車
- 記録的な2週間でのPlex導入
アンディ・アンダーソン氏はシャイフト・グループのバイスプレジデント兼CIO (最高情報責任者)、ニッチ・キュー氏はERPマネージャです。シャイフト・グループは、商用車、小売車、サービス特殊車両市場向けの特殊車両製造、組立、アップフィットにおいて北米をリードしています。同社の顧客には、大型トラックで荷物を配送するラストワンマイルの配達業者も含まれています。
シャイフト・グループはBlue Arc™ EVブランドで、商用車業界をサステナブル(持続可能)な未来へと導いています。シャイフト・グループは、50年にわたるカスタム商用シャシーとトラック車体の設計・製造の経験をいかし、ラストマイルの配達向けの電気自動車(EV)ソリューションを開発しています。
課題
商用グレードのEVに対する業界の需要
アンダーソン氏は次のように説明します。「業界は商用グレードのEVに移行しようとしていましたが、そのような車両に必要なシャシーを探したところ、ありませんでした。そこで私たちは一から自分たちで作り上げ、その上に車体を載せて、EV配送トラックの完全なOEMとなったのです。」
2021年にEVを市場に投入する計画を初めて発表して以来、シャイフト・グループは迅速な開発スケジュールと、専用に製造された商用車に必要な堅牢なエンジニアリングのバランスを取ってきました。
ソリューション
Plexが市場投入スピードを加速
Plexエンタープライズ・リソース・プランニングは、シャイフト・グループのイノベーションを加速させる原動力となりました。同社の最新の開発品である電気配送トラックは、コンセプトから機能する車両までわずか9カ月で完成しました。Plexの迅速な導入が、この迅速なペースの基調となりました。
キュー氏は次のように述べています。「Plexを導入したのは、リアルタイムでシステムを利用できるソリューションが必要だったからです。Plexでは、すべてをスプレッドシートに書き出したり、ばらばらのコミュニケーションをしたりする必要はありません。サプライヤからの発注書、価格設定、部品情報、入出庫、買掛金、在庫情報などを含むPlex環境を2週間で構築することができました。」
アンダーソン氏は次のように述べています。「私たちは豊富な商用車製造の経験を持っていますが、プロトタイプを生産に移すスピードという点では、Blue Arcブランドをスタートアップ企業として扱いたかったのです。Plexテクノロジがバックボーンでした。」
結果
プロトタイプから製造へのシームレスな移行
アンダーソン氏は、プロトタイプの段階から製造への移行を合理化できたのはPlexのおかげだと評価しています。
「Plexがプロトタイプの段階をコントロールし、今日の製造サイクルに備える手助けをしてくれなければ、移行はこれほどスムーズにはいかなかったでしょう」と、アンダーソン氏は説明しました。
卓越性に焦点を当てた顧客中心の文化も、この成功の鍵でした。
キュー氏は「システム面でもビジネス面でも、非常に熱心なチームでした。これほど迅速に何かを導入するには、私たちが見たような結果を得るためには、献身的で、製品要件とシステムの両方を理解し、協力し合える人材が必要です」と、付け加えました。
完全電化された商用グレード車
新しいEVトラックは2024年後半に実用化される見込みで、ある有名な配送会社はすでに150台の初期発注を行なっています。この発注は、商用グレードのEVを採用することで二酸化炭素排出量と大気汚染を削減するという共通のコミットメントを反映しています。
アンダーソン氏は次のように述べています。「これらの車両は完全に電化され、軽量化されているため、フリートはより多くの荷物を配送することができます。軽量化された車両は走行距離も長く、220マイルを超えます。ドライバーは荷物を受取り、走行して、一晩充電するためにトラックを持ち帰ります。」
シャイフト・グループがPlexを活用してどのように配送車両の電化を進めてきたか、また2023 Plex Innovator Impact Awardを受賞した理由については、こちらをご覧ください。
公開 2025/01/22