コンセプト・システムズ社は、効率性を高め、無駄を省き、生産までの時間を短縮し、製造環境の安全を向上させる高品質なソリューションで、世界中の産業における製造の課題を解決する合理化されたオートメーションシステムを提供しています。
- 複数の包装サイズに対応できるパレタイジング装置がなかった
- 労働力不足
- 生産停止時間
- 職場の危険
- ControlLogix®制御システム
- CIP Safety搭載Compact GuardLogix®
- PanelView™グラフィックターミナル
- PowerFlex®可変周波数ドライブ
- I/Oモジュール
- FANUCロボットおよびコボット
- 生産能力の増強
- スループット向上
- 従業員の安全向上
スティーブ・ストロング氏はコンセプト・システムズ社の最高経営責任者です。同社はロックウェル・オートメーションのPartnerNetwork™のゴールドメンバーであり、世界中の製造業における課題を解決するオートメーションシステムを開発しています。
課題
複数の包装サイズに対応できるパレタイジング装置
複数の包装サイズに対応できるパレタイジングセルの必要性は、ある大手包装メーカが最近直面した課題の1つでした。
ストロング氏は次のように述べています。「彼らはパレタイズする必要のある包装をおよそ100種類持っていました。彼らはいくつかの機械装置メーカ(OEM)に相談しましたが、業界はそのような多様性に対応していませんでした。」
労働力不足がもたらしたダウンタイム
労働力不足、職場の危険、ブラウンフィールドの製造施設内でのアップグレードの実施も、注意を要する問題でした。
ストロング氏は次のように説明します。「施設の規模や既存の設備に対応しなければならないという制約がありました。彼らの最大の課題の1つは、従業員を十分に雇うことができないため、施設を稼動させ続けることができないことでした。あるいは、人を雇ったとしても、作業者がシフトに来ないため、施設を稼動させることができなかったのです。」
危険にさらされた従業員の安全
さらに、この施設ではプレス機やその他の機器を動かすために蒸気を配管しているため、従業員の安全も危険にさらされていました。
ストロング氏は次のように述べています。「私たちが目にしている労働問題は、人々が危険で、汚く、退屈な仕事をやりたがらないということです。ですから、当初から、オペレータや工程をより安全にするために、どのようにオートメーションを適用し、統合できるかを検討しました。」
ソリューション
自動ケース組立てロボットパレタイジング、統合コンベア
コンセプト・システムズ社は、施設のオペレーションチームや工場の現場担当者と緊密に連携し、安全上の懸念や建物の障害など、包装業者のプロセスやニーズを十分に理解しました。その結果、システムインテグレータは自動ケース組立、ロボットパレタイジング、統合コンベアを備えたソリューションを開発しました。
ストロング氏は次のように述べています。「私たちは、お客様の要望を取り入れ、他のインテグレータでは入手できないようなアプリケーションに特化した機械を作ることができました。ロックウェル・オートメーションのカタログを検討して、ソリューション全体にロックウェル・オートメーション製品を採用しました。PLCシステムは、深く統合された安全システムを提供できるControlLogix®とCIP Safety搭載Compact GuardLogix®ですべて構成されています。PanelView™ HMIにより、お客様は施設内のどのHMIからでもパレタイジングセルを制御することができます。また、システムにはPowerFlex®可変周波数ドライブとI/Oモジュールも含まれています。ロボティクス技術は、ロックウェル・オートメーションの戦略的アライアンスパートナであるFANUCのものです。」
結果
生産能力とスループットが向上
新しいパレタイジングシステムを導入したことで、この包装メーカは同じ数の作業員で3ラインから7ラインを稼働させることができるようになりました。
ストロング氏は次のように説明します。「以前は労働力の制約からシフトを停止せざるを得ませんでしたが、今では設備を稼動させ続けることができるだけでなく、より高い効率で長時間稼動させ、さらに製品を生産することができるようになりました。私たちは、必ずしも予期していなかったときに追加生産能力を提供できたことに興奮しています。」
従業員の安全向上
コンセプト・システムズ社は、オートメーションとロボティクスによって従業員の安全も高めることができました。
ストロング氏は次のように述べています。「私たちはオペレータを危険な機器や工程から遠ざけることができまた。スキャナ、統合安全、そしていくつかの協働ロボットを使用することで、オペレータは以前必要とされていた手作業に比べ、より危険の少ない作業を行なうことができるようになりました。」
公開 2024/10/08