概要
FactoryTalk® Batchはプロセス全体に1つの制御・情報システムを適用して、生産能力と製品の品質を向上させ、エネルギーと原材料を節約し、プロセスのばらつきや人的介入を減らすことができます。製品とプロセスの開発時間を短縮する一方で、柔軟性のある製品機能と企業の標準化手順をサポートすることにより、最新式のバッチ管理戦略を開発できます。
最終的に、装置の効率的な利用、製品の品質の向上、可視性に対するニーズ、有益なデータへのアクセスが実現し、コストを削減します。
最新リリース
バージョン14.00
新しいランタイム領域モデルの更新
- FactoryTalk Batchバージョン14.00では、領域モデルの変更を実行中のバッチサーバに実装する機能が加わりました。
- この機能によりFactoryTalk Batchシステムは、システムの稼働時間と全体の生産性は変わらず向上させながら、より柔軟に、より簡単に変更要件に適応できるようになりました。
- 領域モデルの編集には既存の設計ツールを使用して、検証し、明示的にFactoryTalk Batchサーバのランタイム領域モデルに実装する必要があります。
新しいレシピ処方
- オプションでレシピ処方を作成する機能は、レシピ管理の複雑性を軽減するのに役立ち、また季節的な、または環境的な変更による製品バリエーションに対する柔軟性が向上します。
- レシピ処方では、レシピの入力パラメータを変更して様々な製品を作成できる共通レシピを作成します。
- レシピ処方を作成し、その後、バッチをバッチリストに追加する際に、保存した処方のリストから選択します。
FactoryTalk Linx適用による向上
- FactoryTalk Batch 14.00はPhaseManager™とSequenceManager™のデータサーバとしてFactoryTalk Linxをサポートするようになりました。
- RSLinx® Classicの代わりにFactoryTalk Linxを使用すると、コントローラとの通信のスピード、信頼性、安全性がさらに高まります。
監査メッセージの向上
- 監査を有効にすると、Batchの監査メッセージをFactoryTalk AssetCentreとFactoryTalk Diagnosticの両方のローカルログに、個別または同時に転送できます。
- Batchの監査メッセージは2つのフォーマットで生成されます。エンジニア監査(ローカルログ用)とセキュア監査(FactoryTalk AssetCentre用)です。
エンタープライズ統合APIの向上
- FactoryTalk Batchバージョン14.00は新しいFactoryTalk Batch Enterprise Integration APIアドオンのインストーラを含む最初のリリースです。
- このAPIはFactoryTalk® Batch View™ウェブサーバの上位に構築され、PharmaSuite® MESといったウェブベースのエンタープライズシステムをFactoryTalk Batchと容易に統合できる最新のAPIを提供します。
最新のランタイムユーザインターフェイスの向上
- FactoryTalk Batch View v2.00はFactoryTalk Batch v14.00のリリースと統合されました。
- この最新のブラウザベースによるユーザインターフェイスは更新され、アービトレーション(調停)、バインディング、パラメータ式、レシピコメント、材料ベースのレシピの追加サポートを含む、旧式のBatch Viewの機能をサポートします。
- 即座のグループ化、セキュリティポリシーの粒度、ローカリゼーションの向上も含みます。
- また、FactoryTalk Batch v14.00の新しいランタイム領域モデルの更新とレシピ処方機能をサポートします。
埋め込みバッチ制御の向上
- FactoryTalk Batch View HMコントロールもFactoryTalk Batch v14.00のリリースに統合されました。
- これらの最新コントロールはFactoryTalk Batch Viewウェブサーバの上位に構築され、バッチ制御をFactoryTalk View SEランタイムクライアントに埋め込むよう設計されています。
- この新バージョンには旧式のBatch ActiveXコントロールのお客様の移行を容易にする追加のプロパティ、方法、イベントが導入され、ユーザ制御間を強固に統合し、スクリプト機能は大幅に向上します。
- また、追加された制御でSFC/PFCを直接FactoryTalk View SEランタイムクライアントに埋め込むことができます。
- 最後に、FactoryTalk Batch View HMIコントロールはFactoryTalk View SEランタイムクライアントのローカリゼーション設定を継承するようになりました。
製品のライフサイクルステータス
- FactoryTalk® eProcedure®クライアント、旧式のFactoryTalk Batch Viewクライアント、旧式のFactoryTalk Batch ActiveXコントロールは、このリリースにより製品ライフサイクルにおける生産終了ステージに入りました。
- 貴社の生産システムがこれらの製品に依存する場合は、最新のFactoryTalk Batch ViewとFactoryTalk Batch View HMIコントロールへの移行をお奨めします。
バージョン13.02
SequenceManager™ソフトウェアとの統合
- コントローラまたはサーバレベルでのバッチシーケンスを有効にします。
- マシンビルダは、エンドユーザが検証と立上げの労力を最小限に抑えながらバッチプロセスに統合できる、完全にテスト済みのスキッドを開発して納品することができます。
- 製造メーカが小規模でコントローラベースのバッチシステムを大規模なサーバベースのバッチシステムに拡張する場合に必要な修正作業を最小限に抑えます。
FactoryTalk Batch Viewとの統合でモビリティと強化されたHMI体験
- グラフィックは、iPhoneやAndroidなどのモバイルデバイスに表示できます。
- バッチとのHMI可視化インターフェイスとして既存のFactoryTalk Batchワークステーションで利用できます。
- 直感的なワークフローを作成する上で役立ち、手順のステップ数を減らし、コラボレーションを高めます。
- プラント内のどこからでもリアルタイム情報へのアクセス、プロセスとの対話、およびセキュリティ保護が可能です。
管理ツールの向上
- 最新のインターフェイスにより、情報へのアクセスに必要なクリック回数が減少します。
- データを継続的な改善分析に使用できるようにし、さらに、データの整合性を保護しやすくし、規制および品質管理の報告に活用できるようになっています。
メリット
リソース
Resource | Resource Type | Catalog Number | Language |
---|---|---|---|
サブスクリプションおよびソフトウェアサポートを成功させる | カタログ | GMSG-SP013 | |
オートメーション・ソフトウェアへのアクセスが簡単に | カタログ | FTALK-BR011 | |
FactoryTalk Batch Getting Resultsガイド | マニュアル | BATCH-GR011 | |
FactoryTalk Batchのプロダクトプロファイル | カタログ | PROCES-PP017 | |
FactoryTalk Batchコンポーネント | インストールと更新ガイド | BATCH-IN002 | |
FactoryTalk Batch View 2.0ガイド | クイック・スタート・ガイド | FTBVS-QS001 | |
FactoryTalk Batch View HMIコントロールガイド | クイック・スタート・ガイド | BATCH-QS001 |
OperationSuiteでパフォーマンスを改善
状況に合ったロールベースの情報は、システムやプロセスの改善に活用することができます。
OperationSuiteの他の製品の詳細を見る
ソフトウェアを注文しますか?
お客様へのご提案