プラントが情報主導型に移行するためには、1つの産業用ネットワークアーキテクチャで構成される強力な基盤が必要です。これがなければ、データを必要な場所に必要なときに状況に適した形で届けることができません。ネットワークインフラ基盤の構築に標準イーサネットとIPを使用すれば、グローバルなデータフローが実現します。
産業用通信プロトコル
標準イーサネットとIPで、将来にも対応可能な産業用ネットワークを構築
EtherNet/IP™はオープンな産業用イーサネットネットワークで、ディスクリート、安全、モーション、プロセス、ドライブ制御に対応できます。EtherNet/IPにより、機械とシステムと企業間でセキュアなリアルタイムの情報通信が可能になります。情報技術(IT)と運用技術(OT)の専門家が事業目標を簡単に達成できるようになります。
当社は、CIP (産業用共通プロトコル)の規格を定義し、その配備のためのツールを開発する組織であるODVAのメンバーです。CIPとは、産業用ネットワーク、EtherNet/IP、ControlNet™、DeviceNet™に共通するアプリケーション層プロトコルのことで、安全、時間同期、モーションコントロール、情報といった機能を実現する産業用ネットワークの構築に用いられます。このプロトコルによってCIP Safety™、CIP Sync™、CIP Motion™、CIP Energy™、CIP Security™の各サービスが提供されます。
パートナとの提携
プラントネットワークと企業ネットワークの統合
ネットワークインフラ基盤を設計し展開するにあたっては、ITとOTがどう連動しているかを把握することが非常に重要です。当社は、両者を統合させてきた実績とシステムをシームレスに稼動させるための知識を備えた業界のリーダと提携しています。
シスコ社とのコラボレーションにおいて、当社は以下を実現しています。
- 企業ネットワークインフラ基盤に産業用ネットワークを接続
- 信頼性の高いセキュアで安全なインフラ基盤を開発
- テストおよび検証済みのリファレンスアーキテクチャ、産業用ネットワーク製品、ネットワーク設計トレーニングを開発
パンドウィット社とのコラボレーションにおいて、当社は以下を実現しています。
- 構成済みの物理ネットワークインフラ基盤ソリューション(産業用データセンターやゾーンエンクロージャなど)を提供
- 産業用ネットワークを企業ネットワークインフラ基盤に接続
- ネットワーク設計トレーニングを開発